うまく言えない気持ちが、言葉になる喜び

自分の変化を言葉で見つめ直す時間
心野そらさんの『noteで始めるAIジャーナリング』を読んで、私はとても強く共感しました。
というのも、私はこの2年ほどnoteに文章を書き続けてきて、その中で自分の心の動きや考え方の変化を、少しずつ残してきたからです。
書いたその時には気づかなくても、あとから読み返してみると、「あの頃はこんなことを考えていたんだな」「この時期を越えて今の自分があるんだな」と、自分の歩いてきた道が見えてきます。noteはただ文章を投稿する場所ではなく、自分の物語を少しずつ紡いでいく場所なのだと、改めて感じました。
特に印象に残ったのは、自分の文章を通して、自分の変化を振り返ることができるという点です。人は毎日少しずつ変わっていくのに、その変化は意外と自分では見えにくいものです。でも、言葉にして残しておくことで、その時々の迷いや喜びや気づきが、あとから確かな形になって立ち上がってきます。私はそれが、noteの大きな魅力だと思っています。
「スキ」は評価ではなく、受け取ったよという優しいサイン
この本を読んで、もうひとつ深くうなずいたのが、noteの「スキ」という機能についての考え方でした。
初めて「スキ」をもらった時のことを、私もよく覚えています。誰かが読んでくれた、自分の書いたものが誰かに届いた。その実感が胸の中にじんわり広がって、とても嬉しかったのです。
これは単純な承認欲求という言葉だけでは片づけられないものだと思います。もちろん、見てもらえることは嬉しい。でもそれ以上に、「あなたの気持ちを受け取ったよ」と静かに返してもらえたような感覚があるのです。著者が書いていたように、「スキ」は評価というより、読んだよという優しいサインなのだと思いました。
私は写真をInstagramにも投稿していますが、写真に「いいね」がついたり、コメントをいただいたりすると、「ああ、届いたんだな」と感じます。それは大げさな評価ではなく、ほんの少し誰かの心に触れられたという喜びです。文章も同じで、noteの「スキ」は、小さなハートマークでありながら、書く人の心を支えてくれる小さな光なのだと思います。
だからこそ、また書こうという気持ちになれる。発信を続ける力になる。そういう循環が、noteの中にはあるのだと感じました。
ChatGPTは思考を整理してくれるパートナーだった
この本を読んで特に「その通りだ」と思ったのは、ChatGPTの存在についてです。
私自身、noteを書く時にChatGPTをよく使っていますが、まさに思考を整理するパートナーのような存在になっています。
自分ひとりで文章を書こうとすると、「これでいいのかな」「もっと別の言い方があるのではないか」と手が止まってしまうことがあります。気持ちはあるのに、うまく言葉にならない。途中で自分の文章に自信が持てなくなってしまうこともあります。そんな時にChatGPTが整えた文章を返してくれると、「ああ、自分が言いたかったのはこういうことだったんだ」と、安心しながら受け取ることができます。
本の中にあった、ぐちゃぐちゃだった部屋を誰かに片づけてもらったような感覚、という表現もとてもよく分かりました。頭の中や心の中では確かに感じていたことが、整理された文章になることで、初めて自分でも素直に理解できる。これはとても大きな助けです。
しかも、ChatGPTが返してくれる文章には、自分では気づかなかった視点が入っていることがあります。自分の中にあったのに、まだ言葉になっていなかったものを、そっと拾い上げてくれるような感覚です。だから私は、noteとChatGPTはとても相性がいいと思います。
この本を読んで、「AIジャーナリング」という言葉に出会えたことも嬉しかったです。自分が続けてきたことに、ちゃんと名前があった。そして同じような思いでnoteを使っている人がいる。そのことが、とても心強く感じられました。
今の時代は、インプットだけで終わらず、受け取ったものを整理し、自分の言葉で外に出していくことがますます大切になっていくと思います。noteはそのための場所であり、ChatGPTはそのための心強い道具です。
この本を読んで、自分のやってきたことは間違っていなかったのだと感じることができました。これからも、自分の気持ちや変化を言葉にしながら、noteという場所で自分の物語を紡いでいきたいと思います。
