お問合せはお気軽にどうぞ!

0258-24-7567

[ 営業時間:8:00~17:00 ]

LINEからもお問い合わせを受付中

line

[ お急ぎの場合はお電話でどうぞ ]

ZOOM
youtube
LINE
メニュー

「まあいいか」が、挫折の始まりだった。

「まあいいか」が、挫折の始まりだった。

戸田大介著
『200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術』を読んだ。

この本は、ある意味「継続するための指南書」だと思う。

賢者は、地道な積み重ねが何より大切だと言う。

しかし普通の人間は、

「もっと早く結果が出る方法はないか」
「何か裏技はないか」

と考えてしまう。

もちろん、私もその一人である。

人間は、思っているほど続けられない

この本でまず驚いたのが、ランニングを始めた人の約94%が30日以内に挫折するという話だった。

筋トレなども、多くの人が途中でやめてしまうという。

始めたときには、みんなそれなりに「今度こそ続けよう」と思っているはずだ。

それでも続かない。

つまり、物事を続ける力というのは、自分で思っている以上に弱いらしい。

これは意思が弱いとか、根性がないという話ではない。

どうも人間という生き物自体が、そういう性質を持っているようなのだ。

そう考えると、少し面白い。

目標は、高くするより低くする

人は目標を具体的に決めないと、無意識に高い目標を設定してしまうという。

「毎日運動しよう」
「毎日勉強しよう」

と思った瞬間、頭の中では知らないうちに立派な姿を想像してしまう。

そして、それができないと嫌になる。

だから最初から目標を下げてしまう。

5分だけ歩く。
本を1ページだけ読む。
机に向かうだけでもいい。

面白いのは「5分だけ」と決めても、始めてしまえば20分続くこともあるということだ。

最初から20分を目標にすると苦しい。

しかし5分なら始められる。

継続とは、頑張ることよりも、始められる大きさまで小さくすることなのかもしれない。

「まあいいか」が「もういいや」になる

もう一つ、耳が痛かったのがこの部分だ。

忙しい日は誰にでもある。

「今日はまあいいか」

と一日休む。

ところが、その「まあいいか」が、

「もういいや」

に変わってしまうことがある。

だから忙しい日ほど、ゼロにしない。

いつもの運動ができなければ1分だけ。
10ページ読めなければ1ページだけ。

大切なのは成果ではなく、習慣から心を離さないことなのだという。

これはなるほどと思った。

意志よりも「タイミング」と「環境」

同じことをするにも、楽にできる時間と、どうしてもできない時間がある。

しかも人間は、習慣にしようと決めたことさえ忘れてしまう。

だから、

「忘れないように頑張る」

のではなく、

忘れても思い出せる環境をつくる。

歯を磨いたあとにやる。
朝食のあとにやる。
パソコンを開いたらやる。

時間そのものより、普段の行動と結びつける。

意志の力だけに頼らないということなのだろう。

知っているだけでは、自分のものにならない

本を読めば、たくさんの知識を得られる。

しかし人は、その大半を忘れてしまう。

覚えていたとしても、行動しなければ何も変わらない。

これは当たり前のことなのだが、この本を読んで改めて考えた。

実行を伴わない知識は、成果を生まない。

人間は頭で理解しただけでは、なかなか変わらない。

実際にやってみる。
失敗する。
少し方法を変える。
またやってみる。

その繰り返しによって、初めて知識が自分の中に入っていくのかもしれない。

成功とは、理想に到達することではない

この本の中で、私が一番いいなと思ったのは、

誰かと比べる必要はないし、理想に到達することだけが重要なのではない、

という考え方だった。

少しずつでも、自分で決めた方向へ進んでいる。

その実感があればいい。

考えてみれば「成功」という言葉自体、人によって違う。

大きな結果を出すことだけが成功ではない。

昨日できなかったことが、今日は少しできた。

それだけでもいいのだろう。

習慣が行動になり、行動が人生をつくる

人間は、習慣によってずいぶん動かされている。

悪い習慣は、なぜか簡単に身につく。

ところが自分にとって大切なことほど、なかなか習慣にならない。

だからこそ、自分という人間の性質を知ることが大切なのだと思う。

高すぎる目標を立てない。
できない日もゼロにしない。
忘れることを前提に環境をつくる。
うまくいかなければ方法を変える。

そして、小さくても続ける。

習慣が行動をつくり、
行動の積み重ねが、
やがてその人の人生をつくっていく。

「もっと頑張らなければ」と思うより、

「もっと小さくできないだろうか」

と考える。

これなら私にもできるかもしれない。

少なくとも、この本を読んだ今日だけは、そう思っている。

あとは――実際に続けられるかどうかである。

PAGETOP